オンライン配信を外注する時の料金体相場や会社選びのポイント

現在、デジタル社会の到来や新型コロナウイルスの影響を受けて、オフラインで開催していた様々な催しが見直されています。

就職に関した会社説明会や学校のイベント、ウェビナー、入学式・卒業式、発表会などは、オンライン配信(live)やで実施する動きが増えてきました。

オンライン配信は自社で動画制作することができますが、「分かりやすさ」や「見やすさ」が求められます。担当者に動画制作のスキルがあれば問題はありませんが、そう得ない場合には、外部の制作会社に代行してもらうことも検討すべきです。

映像専門の制作会社を活用すれば、クオリティーの高いコンテンツが生まれますのでオンライン配信が可能になります。外注する場合、気になるのが料金です。オンライン配信に必要な動画の適正な料金相場を知らずに発注してしまうと、予算内に収まらず出費が予想以上に大きくなるでしょう。

効果が得られたとしても、結果としてオンライン配信のコストパフォーマンスが落ちてしまうのは企業としてデメリットです。

本記事では、オンライン配信・ライブ配信を検討している初心者から企業の担当者までに外注する場合の相場の情報を紹介します。2022年最新版の映像制作会社を選ぶポイントについても分かりやすく解説していますので参考にしてみてください。

オンライン配信の料金相場

オンライン配信には、社内のリソースを使って配信をする方法と映像制作会社に外注する方法があります。自社でコンテンツを制作したほうが、費用も抑えられますのでコストパフォーマンスは上がります。

ただし、担当者に動画編集のスキルや知識がないとクオリティの低い動画しか仕上がりません。

ビジネスにオンライン配信を利用し、集客・利益を生み出すにはクオリティが高い動画が必要となります。

ここでは、自社で動画を制作した場合と、制作会社に動画制作を外注した時の料金相場について解説します。

自社で内製化する場合

動画編集にスキルがある、youtube live経験があるなど、ライブ配信に詳しい担当者がいたとします。配信の質にこだわらないのであれば、手持ちのビデオカメラ&マイク付きのpcがあればインターネットでライブ配信は可能です。

スマートフォン、オンライン配信できるプラットフォームやアプリ、配信サービスを使っても簡単に配信はできます。このように、手持ちの機材で動画を撮影し配信することはできますがクオリティは低くなります。

自社で「オンライン配信部門」などを立ち上げる場合、社員が担当することはもちろんですが、収録のための機材を用意したり設置する場所が必要です。

オンライン配信のための環境を整えることから始まりますので、思った以上に予算が必要になります。ある程度のクオリティを求めるのであれば、トータルで100万円以上かかると覚悟しましょう。

種類や品質にもよりますが、オンライン配信で最低限必要となる費用は以下のとおりです。

 

  • ・撮影機材購入費用
  • ・配信機材購入費用
  • ・音声機材購入費用
  • ・人件費

主な撮影機材であるカメラは、一台というわけにはいきません。動画の長さや内容に合わせて数台のカメラが必要になります。スマートフォンで代用もできますが、ある程度のクオリティを求めるならば、カメラは必須です。

カメラは数万円のものから100万円近いものまであります。撮影機材をレンタルすることもできますが、今後も継続してオンライン配信をするならば、購入したほうが結果としてコストパフォーマンスが良くなります。

また、カメラの周辺機器として三脚や台、照明、トレーシングペーパー、背景紙などが必要になります。

スマートフォンでもyoutube liveのような配信はできますが、映像の鮮度や品質を考慮するとパソコンが無難でしょう。

パソコンからYouTubeやニコニコ動画などが配信プラットフォームにアクセスして配信を行います。pcを社員と共有している場合には、配信専用に購入することをおすすめします。また、インターネットをつなぐ環境として、社内の無線LANやWi-Fiを使用するより、有線LANが利用できるような場所を作ることも大切です。

マイクやミキサーなどの音声機材も、ライブ配信には必要になります。やり方によっては、スマートフォンの内蔵カメラでも音声をキャッチできますが、クオリティは落ちます。

上記のように、自社でオンライン配信を行う場合には初期費用がかかります。ただし、専用youtube liveの配信部署を立ち上げて専任の社員を配置し、本格的に収録を行うのであれば機材を揃えてしまうのも良いでしょう。

スキルのある社員がいれば、大きなメリットにはなりますが0からはじめるのは大変なことです。自社に撮影・配信のノウハウを蓄積することを目指す場合には、制作会社に外注を繰り返しノウハウを学ぶのか、専任のクリエイターを雇い入れて内製化するなどが必要になります。

それ以外に、配信するプラットフォームやアプリも必要です。プラットフォームには、インスタライブなど無料で利用できるものも多くあります。ですが、24時間の配信ができないなど、時間やデータ量に制限がかかり、画質や音質が劣化してしまう可能性も考えられます。このようなデメリットを加味すると、有料のプラットフォームの利用がおすすめです。

 

映像制作会社に外注する場合

クオリティの高い動画を制作することで、多くの企業から注目されているのが映像制作会社です。

発注先のニーズに応える、質の高い動画を制作するだけでなく、勉強会などを開催し「学べる」場所を提供しているところもあります。

双方向コミュニケーションを取ることで「伝えたいこと」「コンテンツの方向性」をミーティングで話し合います。

当日のライブ配信はもちろんですが、録画やダウンロードできるコンテンツなどの制作も可能です。

もちろん、当日の流れや配信に関連する企画、収録にも参加しますので、動画のクオリティだけでなく配信そのものが有益になるように考えます。

 

映像制作会社の利用料金は何を基準に決められているのか

制作会社によって利用料金に差があったり、プランによって料金が異なっています。外注の利用料金には、どのようなものが含まれているのでしょうか。

東京を中心に、全国のプロの映像制作会社に企画や制作の代行を依頼する場合の料金相場は5〜50万円程度です。依頼する映像制作会社や、用意しているプランによっても費用は異なりますが、それ以外に費用を左右する要素として以下が挙げられます。

 

  • ・使用するカメラの台数
  • ・参加者や会場の規模(小規模のほうが安く大規模だと高い)
  • ・スタッフの数(進行を含む)
  • ・作成映像に求めるクオリティ(テロップの有無など)
  • ・インターネット回線の質
  • ・配信時間
  • ・編集時間
  • ・サポートの内容(オプションを追加すると高い)
  • ・出張の有無(交通費)
  • ・屋内か屋外か
  • ・構成まで任せるか、リハーサルを行うかなど

 

格安のプランを利用すると映像の質や機材の機能に問題があることもあり、費用対効果が高くなるとは限りません。

オンライン配信はインターネットを使いリアルタイムで視聴されるので、トラブルが起こる可能性は0ではありません。できる限り、失敗やトラブルを起こさないためにも、サポートが充実したプランを選択しましょう。

 

収録会場の利用料

オンライン配信利用料の中には、スタジオや場所の利用料が含まれています。収録のためのスタジオの大きさやスタッフの人数など含めて価格が決まります。

機材やカメラ音声など参加する人が多くなれば、それだけ費用がかかります。

配信に必要な機材の数

カメラや音声、小道具など、何をどれだけ使用するかによっても、利用料金が変わります。配信内容や収録の規模によって。機材を多く使用しますので料金が高くなります。

配信時間

ライブ配信の場合、「どれだけの時間配信するのか」が利用料金に大きく関わります。拘束時間が長くなれば、スタッフはもちろん機材も利用することになるので、費用が高くなります。

配信の場合、1時間あたりの料金が設定されていますので「配信時間」「追加料金」について確認しておきましょう。

 

スタッフの人数

自社の社員やスタッフも同行はしますが、制作会社側の撮影スタッフの人数がどれだけ必要かでも料金が変わる場合があります。

撮影の規模で、おおよその人数は決まっていますが、企画段階のミーティングスタッフ、当日の配信に関わる人など、サポート範囲は制作会社で異なります。

また、配信で使用する映像や音声はもちろんですが、イベントや広告、webで配信する動画制作を請け負ってくれる業者もありますので料金内でどこまで関わってくれるのか確認しておく必要があるでしょう。

オンライン配信を外注する時の注意点

映像制作会社にオンライン配信を外注する時の注意点についてまとめました。配信したい内容、イベントの規模はもちろんですが、「配信目的」や「ターゲット」を明確にし、方向性を決めておきます。

実績やアクセス

会社によって得意領域や技術力が異なります。顧客に向けた商品説明会や研修など、自社の目的に合った内容について、年間の実績や事例の概要をホームページで確認しましょう。

自分たちが配信したい内容の実績が多ければ、ノウハウも蓄積されていますので、適切なサポートが受けられます。また、ゲストや顧客を招いてのライブ配信を検討する場合には、駅などからの駅などからアクセスが良いかも確認が必要です。

配信するプラットフォーム

YouTubeやzoomなど配信に対応するプラットフォームや配信サービス、サイトを確認しましょう。プラットフォームによって、年齢や職業などの利用者層が違います。

facebookやtwitterなどの無料のSNSでも配信可能ですが、アカウントが必要です。自分たちが配信したいプラットフォームに対応しているかを確認しておくことが重要です。

複数の映像制作会社に見積もりを依頼する

会社によってサービス内容や料金体系が違います。基本料金は場所の使用料金で、機材のレンタルやスタッフのサポートは別料金になっているケースも少なくありません。

具体的な内容、配信時間を伝えておくと見積もりまでがスムーズです。

まとめ

オンライン配信を外注する場合の相場や映像制作会社を選ぶポイントについて解説しました。自社で作ると費用を抑えられますが、クオリティに難点があり、効果が限定されます。

集客に最適なオンライン配信を行うなら、映像制作会社に依頼するのがおすすめです。

利用時間やイベントの規模、必要な機材、スタッフのサポートなどによって利用料金が違います。どんな配信を行いたいのかを明確にし、目的に合った代行業者を選びましょう。

先ずは、映像制作会社やプロの業者に見積もりを相談や資料請求して、比較検討してください。

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