アニメーション動画とは?アニメ映像の種類や制作事例を紹介

アニメーション動画の種類や効果について、詳しくご存知でしょうか?

アニメーションの種類には、いわゆるテレビの「アニメ」だけではなく、「モーショングラフィックス」「3DCGアニメーション」など、様々なものがあります。

またアニメーションには、実写映像にはない効果・役割などがあるため、映像制作に関わる人なら必ずおさえておきたいジャンルです。

今回は、そんなアニメーション動画について、わかりやすく解説してきます。

アニメーション動画とは何か

アニメーションとは、簡単に言えば「動画」のことです。

しかし、一般的には実写動画のことは指さず、静止画を一コマずつ連続撮影して作った映像のことを言います。

実際には生命の宿っていない複数のイラストをコマ撮りすることで、あたかも生きているような動きを付与することができます。

パラパラ漫画をイメージするとわかりやすいでしょう。

しかし、昨今では3DCGの普及などからアニメーションの種類も増え、単に「コマ撮りしたもの」を指すとも限らなくなりました。

アニメーション動画の種類

もっとも一般的なアニメーションは、大きく分けると以下の3種類があります。

  • 2Dアニメーション
  • 3D(CG)アニメーション
  • モーショングラフィックス

2Dアニメーション

2Dアニメーションには、「キャラクターアニメーション」「イラストアニメーション」などがあります。

平面(2D)の静止画を複数用意し、パラパラ漫画のように連続撮影することで動く映像です。

2Dアニメーションのメリットは、「比較的コストが安いこと」「シンプルなものから凝ったものまで、作風の幅が広いこと」などが挙げられます。

ただし、ひとつの作品を作り上げるのに大量のイラストが必要となるため、尺が長くなるほど制作が大変になる点がデメリットです。

3D(CG)アニメーション

3Dアニメーションとは、立体的な3Dの物体(3Dオブジェクト)をプログラムで動かす技法です。

コンピューターでイラストや3Dオブジェクトを描画するため、CG(Computer Graphics:コンピュータ・グラフィックス)とも呼ばれます。

平面イラストの連続撮影である2Dアニメーションとは異なり、よりリアルでなめらかな動きを実現することができるのが特徴です。

しかし、3D・CG技術は高度なため、制作にかかるコストが高くなるのがデメリットとして挙げられます。

モーショングラフィックス

モーショングラフィックスとは、テキストや画像、図形などを動かす技法のことです。

モーショングラフィックスは、広告やテレビ番組、YouTube動画、展示会の説明映像など、様々な場面で利用されています。

もっともわかりやすいモーショングラフィックスの例として、プレゼンテーションの資料スライドに動きをつけることなどが挙げられます。

アニメーションの中でも、モーショングラフィックスが作れるソフトも多く、動画編集のテクニックを学べば、比較的習得しやすい分野です。

関連記事:映像制作の具体的なやり方を解説!動画編集で使う5つの基本テクニック

アニメーション動画の例

アニメーション動画の種類について説明したところで、次は、実際のアニメーション事例について見てみましょう。

制作事例を参考にすることで、実写にはないアニメーションの効果や役割を理解することができます。

事例①:会社案内

会社の紹介動画をアニメーションで制作することがあります。

このとき、アニメーションを活用するメリットは、「撮影を行わなくて良い」ことです。

実写では、出演者が必要になるだけでなく、出演者のプレゼンスキルなども必要となってきます。

一方アニメーションなら、声を別撮りしたり、ナレーターさんを起用することで、より動画内のメッセージが伝わりやすく。

また、アニメーションを利用することで、楽しそうな雰囲気を伝えることもできます。

事例②:製品・サービス紹介

製品やサービスをアニメーションで紹介すると、親しみやすい印象を与えることができます。

あるいは、モーショングラフィックスを用いて、製品の効果を説明することが可能です。

テレビCMやYouTube広告でも、キャラクターの登場するサービス紹介アニメーションを見たことがある方も多いかもしれません。

キャラクターが登場すると、より製品やサービスに親近感が湧きやすくなり、ブランディングにも繋がります。

事例③:解説アニメ

何かを解説する目的でアニメーションを活用する事例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 利用ガイドライン・マニュアル
  • アプリの使い方
  • 子供向けの教材

たとえばアプリの使い方は、長い文章で説明するよりも、実際の画面を映したアニメーションの方がわかりやすくなります。

また、子供向けの教材であれば、難しそうな講師が実写で教えるより、アニメキャラクターが解説する方が、より「見たくなる」でしょう。

このように、アニメーションは物事をわかりやすく解説する役割も持っています。

まとめ

今回は、アニメーション動画の種類と事例についてご紹介しました。

アニメーションは、「撮影を不要にする」「動画に親近感を与える」「メッセージや情報をわかりやすく伝える」といった役割を持っています。

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