映像制作に関わる14の職種を紹介! 制作系・技術系・アニメ制作の仕事内容

映像制作の現場では、どのような職種があるのでしょうか。

本記事は、映像制作に関わる職種を「制作系」「技術系」「アニメ制作」のそれぞれでご紹介します。

映像制作に興味のある方は、「どんな職種があるのか」をぜひご覧ください。

映像制作における「制作系」の職種

まずは「制作系」の職種についてご紹介します。

制作系とは、企画を立案したり、その企画のプロジェクトを指揮したりする職種のことです。

監督

映像制作において、制作の最終的な決定権を持つ役割に「監督」という職種があります。

とくに、映画やアニメにおいて「映画監督」が存在することが多いです。

プロデューサー

映像制作におけるプロデューサーの業務内容は多岐にわたり、たとえば以下のようなことを行っています。

  • 打ち合わせ
  • 企画立案
  • 出演交渉
  • スケジュール組み立て
  • ロケハン

スタッフやスケジュールのマネジメントを行う、プロジェクトの責任者的な役割と言えるでしょう。

ディレクター

映像制作におけるディレクターは、プロデューサーのように制作全体を統括する職種ですが、役割は異なります。

ディレクターは、現場の指揮を取るような役割です。

たとえば、演出を指導したり、撮影に指示を出したりします。

映像ディレクターについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

映像ディレクターとは?制作現場での仕事内容・必要なスキルについて紹介

AD(アシスタントディレクター)

ADとは「アシスタントディレクター」の略であり、その名のとおりディレクターをサポートする職種です。

業務内容としてはディレクターとほとんど同じです。

ディレクターの手だけでは足りない部分の業務をアシストして、プロジェクトを円滑に進めます。

脚本家・シナリオライター

ストーリーのあるドラマや映画などを作るときは、脚本家(シナリオライター)という職種が必要とされます。

「起承転結」といった物語の構成を決める重要な役割です。

この脚本の骨組みに沿って、監督・ディレクター等が指揮をとり、撮影や編集が行われていきます。

映像制作における「技術系」の職種

次に、映像制作における「技術系」の職種についてご紹介します。

技術系とは、撮影・動画編集・機材操作など、専門的な作業を行う職種のことです。

動画クリエイター

動画クリエイターとは、動画編集を行う人のことです。

簡単に「編集」と呼ばれることもあります。

撮影された映像を加工して、テロップや効果音などを挿入したり、モーショングラフィックスで動きをつけたりする仕事です。

カメラマン

カメラマンは、その名のとおりカメラで撮影を行う職種です。

とくに、映像制作においては動画を撮影できる「映像カメラマン」が必要とされます。

撮影機材の知識はもちろん、アングルやショットなど撮影テクニックに関する知見も必須です。

照明

カメラマンと同じく、撮影において機材を駆使する職種が「照明」です。

照明機材を使用して、現場のライティングを行います。

光の当て方や色彩を工夫することで、場の雰囲気を演出します。

美術

「美術」の仕事内容は、撮影で用いるセットや小道具を準備することです。

大掛かりなセットや大道具を製作するために、美術関連のスタッフが大勢で関わることもあります。

デザインに関して、知識とセンスの両方が問われる職種です。

音声・音響

映像において「音」に関する業務に携わるのが音声・音響の職種です。

効果的なBGMや効果音を挿入することで、映像を聴覚的に演出していきます。

撮影時に音声を拾うマイクの扱いや、音響調節など、業務内容はさまざまです。

ナレーター

ナレーションを挿入する映像には、声を当てるナレーターの存在が不可欠です。

ただ単に文章を読むだけでなく、ひとつひとつの言葉を伝わりやすく読み上げる必要があります。

ときには声だけで感情豊かにナレーションしていくことが求められるため、奥の深い職種です。

CGデザイナー

「CG(コンピューターグラフィックス)」を用いた撮影を行うときには、CGデザイナーが求められます。

CGは、3Dアニメなどで用いられるのはもちろんですが、実写の映像でも利用されています。

爆発や炎といったエフェクトを演出したり、ロボットや架空のキャラクターをあたかも現実世界にいるかのように合成したりします。

アニメ制作に関する職種(アニメーター)

最後に、アニメ制作に携わる職種をご紹介します。

アニメを作るには、監督・プロデューサー・キャラクターデザイン・美術・音響といったスタッフ、そしてアニメーターが必要です。

アニメーターは、実際にアニメの作画を担当します。

アニメーターはイラストレーターと異なり、静止画のイラストを連続で繋げて「動き」を生み出さなければなりません。

アニメーションに関する仕事内容についてもっと詳しく知るには、以下の記事をご覧ください。

アニメーション動画とは?アニメ映像の種類や制作事例を紹介

まとめ

今回は、映像製作に関わる職種をご紹介しました。

映像製作には、制作系・技術系・アニメ製作のそれぞれにおいて、さまざまな職種が存在します。

映像を作るといっても、撮影したり編集したりするだけではないことがわかります。

それぞれの職種について興味を深めていただけましたら幸いです。

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