実は、プログラミングの技術を使って映像を作ることができます。
そこで本記事では、「プログラミングでどんな映像が制作できるのか?」「映像制作ができるプログラミング言語は何か?」をまとめました。
プログラミングを使った映像制作の仕事に興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
プログラミングでどんな映像制作ができるのか?
プログラミングを使うと、結論として映像制作における「CG」の業界で活躍することができます。
以下ではCGとプログラミングの関係について紹介していきます。
CG(コンピュータ・グラフィックス)ができる
CGという言葉を聞いたことがあるかと思いますが、これは「Computer Graphics(コンピュータ・グラフィックス)」の略です。
コンピュータ・グラフィックスの説明として、以下の引用分をご覧ください。
コンピュータグラフィックスは、コンピュータを用いて画像を生成する科学技術、及びその技術によって生成される画像のことである。
表現手段としてのCGは、鮮やかな色彩、編集の容易さ、非現実的な映像などを提供することができる。映画、アニメ、テレビコマーシャル、イラストレーション、漫画などの画像・映像コンテンツ制作や、ゲーム、バーチャル・リアリティなどのインタラクティブコンテンツ制作に用いられる一般的な手段として定着している。実写による映像表現においても、CGを合成することによる効果(VFX)を加えることがある。
また医療、建築、プロダクトデザイン、可視化などの分野でもCGは要素技術として用いられている。
CGは、実際に撮影した「実写映像」や手書きの「イラスト」と異なり、コンピュータ上で生成された画像・アニメーションです。
このCGを生成するために、プログラミング言語の知識が必要な場合があります。
必ずしもプログラミングスキルは必須ではない
必ずしもCG制作にはプログラミング言語が必須とは限りません。
なぜかというと、CG制作のためのソフトウェアがあるからです。
プログラムはどちらかというと、CGソフトウェアの開発に必要です。
このようなCGソフトウェアやツールを制作する職業は「CGプログラマー」と言います。
一方、CGを作りたいだけであれば、プログラミングを勉強しなくても便利なツールを使って「CGデザイナー」「CGクリエイター」を目指すことも可能です。
映像制作におすすめなプログラミング言語
「プログラミング言語を駆使して専門的にCG・映像制作に携わりたい」という方へ向けて、おすすめのプログラミング言語をまとめました。
Python
映像制作にプログラマーとして携わりたいのであれば、「Python」がおすすめです。
Pythonはライブラリが豊富なところが特徴で、CG制作に関連したものもあります。
プログラミング言語におけるライブラリとは、便利な機能がまとまったパッケージのようなものです。
Pythonは機械学習(AI)の開発にも注目されている言語で、映像制作以外の面でも将来性のある技術であると言えます。
C言語
C言語でも3DCG制作や映像合成などを行うことができます。
ただし、C言語はプログラミング言語の中でも比較的難しいと言われ、初心者にとってはとっつきにくい面も。
ただし、C言語は汎用性が高くさまざまな開発に対応でき、習得することで映像制作以外の「ゲーム」「ソフトウェア」「アプリ」といった幅広い業界で使用することができるようになります。
JavaScript
JavaScriptでも映像制作系のプログラミングができますが、あまり本格的・専門的ではありません。
物体にちょっとした動きをつけたりするのは、プログラミング初心者でも比較的簡単にできます。
ただし本格的な映像というより、パワーポイントなどのスライド資料につくアニメーションというイメージをもった方が良いかもしれません。
JavaScriptにおけるCGに関しては、ブラウザ上で3Dが表現できる「three.js」というライブラリもあったりします。
JavaScript最大のメリットは初心者でも勉強しやすい点で、Web上に情報が多く、独学でも習得しやすいです。
使えるようになればWeb系のアプリ開発・サイト運営といった仕事にも関われるようにもなります。
まとめ
今回は映像制作におけるプログラミング言語についてまとめました。
結論として、本格的にプログラミングで映像制作の仕事をしたいのであれば、CGについて学び、PythonやC言語を勉強するのがおすすめです。
ただしプログラミングを使わなくても、便利なソフトウェアなどを使ってCGデザイナー・クリエイターとして映像制作に携わることもできます。
また、他にも映像制作に関わることができるプログラミング言語はあるので、興味がある人はぜひ学んでみてください。