【2023年版】映像制作を依頼する3つの方法! 依頼前に押さえておくべきポイントも

5gの普及や大手キャリアから格安SIMサービスが提供されたことで、今後はプライベートだけでなくビジネスシーンでも動画の重要性が拡大すると考えられます。

企業でもwebマーケティングに力を入れ始め、「プロモーション動画制作を依頼したい」「動画編集を外注したい」という声が大きくなっています。

しかし、価格が高いのではないか・相場がわからない・クオリティは?など、不安要素も多いでしょう。

大手企業のホームページやtwitter、you tubeなどsnsなどでpr目的の動画を見かけることも増えてきました。

動画制作ノウハウがあり、適切な人材がいれば、機材やスタジオを借りてムービー制作は可能ですが、多くの企業では動画制作会社に外注しています。

本記事では、映像制作を依頼するメリット・デメリット、費用の相場や依頼するための方法についてご紹介します。

映像制作を依頼する人や企業でもわかりやすくまとめていますので、参考にしてみてください。あわせて、依頼前に確認しておきたいポイントについてもご紹介します。

映像制作を依頼する3つの方法

広告代理店

テレビでのcm、街頭チラシや広告、webコンテンツなどについての広告戦略はもちろんですが、メディアを活用した効果的な活動をメインとしています。

企業が必要とするコンテンツの活用方法を提案したり、メディアと企業を結びつける橋渡しをします。

たくさんの映像クリエーターと提携しているので、企業の要望や目的が達成できるように、クライアント側の予算に合わせて紹介してくれます。

自分で探すよりも、確実に良い結果になりますし、どんな映像制作が向いているのか、ユーザー目線でアドバイスも受けられるでしょう。

多くの人に訴えかけることができるテレビcmを作りたい、株式会社のホームページに載せたい。

また。snsで拡散効果を狙いたいなど、メディア・オンラインをフルに使った動画広告に向いています。

初めて映像を使った広告を出すのであれば、豊富なマーケティング戦略ノウハウを持つ広告代理店が助けになるでしょう。

 

メリット

一般的な広告代理店は、外部の映像制作会社やクリエーターと提携して動画制作や編集を行っています。

最近では、広告代理店に映像制作部署があり、企画から映像制作まで一手に引き受ける広告代理店が増えていますし、手厚いサポートが受けられます。

目的に沿った企画立案から、映像制作納品までをすべて代行してもらうことができます。

まったく知識がないままに映像制作を頼みたいのであれば、広告代理店に相談してみましょう。

ジャンルや内容を問わず動画・映像の種類に対応できるので、コンテンツによって必要な

動画制作が可能です。

デメリット

最近では、広告代理店に映像制作部署があり、企画から映像制作まで一手に引き受ける広告代理店が増えています。

密にかかわればノウハウを学べるメリットはありますが、映像としては料金が高額になるケースもあるようです。

ある程度の予算があり、担当者と電話やメールでスムーズに連絡ができる状況でなければ、イメージにあったものが実現できないことがあるで注意が必要です。

担当者同士が密にコミュニケーションをし、スピード感をうやむやにしないように注意しましょう

 

動画制作会社

動画制作や編集を専門として運営している会社です。

cgやvrなどの専門知識や技術を持ったクリエーターが社員として働いており、メディア関係の広告からYouTubeに掲載する動画、アニメーションやsns向けのインタビューまで多数扱っています。

カメラマンや編集、cgデザイナー、構成作家など、動画制作の得意分野に長けたプロを採用していますので、クオリティが高く効果的な映像が仕上がります。

ホームページなどでは豊富な実績が公開されていますから、どのような企業の動画を制作したのか、満足度は高いのかがわかります。

動画制作のターゲットや目的を明確にし、資料を用意すれば効果的な映像スタイルをブランディングしてくれるでしょう。

また、立案からコンテンツの運用までを代行してくれる会社もあります。

定期的なレポート提出で効果を確認しながら、新しい立案をするなど積極的に行っています。

メリット

自社の強みを理解している・ターゲットを絞り込めている・コンセプトが決まっていれば広告代理店よりも要望にマッチした質の高い映像制作ができます。

デジタルサイネージなどのプラットフォームに合わせて、最新の映像を制作したり、ecサイトの拡大に合わせた動画なども任せられます。

 

デメリット

広告代理店のように、立案・企画に関しては会社によりけりなどで、いくつかの制作会社を探してから絞り込みましょう。

ディレクター・カメラマン・編集などスタッフが揃っていますので、1社で任せられますが、得意なジャンル以外は受けていない・実績が少ない会社もあります。

サンプルがもらえない、他社と同じような映像になることもあるので、幅広い知識を持ったクリエーターがいるのか事前に調べておきましょう。

 

フリーランスのクリエーターへ依頼する

相場の料金以下で映像制作を依頼するのであれば、全国のフリーランスクリエイターを探せるクラウドソーシングサイトを利用しましょう。

この場合は、クライアントする企業側が発注金額を指定できることが多いので、予算が限られている場合には便利になります。

結婚式で使うpvにbgmやテロップを入れて編集したり、地域の役立つ情報を映像にまとめるなど、個人での依頼も受けてくれます。

 

メリット

なんといっても、料金を抑えられるのは魅力です。

個人でやっているだけでなく開業したばかりの、広告代理店や制作会社などが登録していることもあるので、幅広いジャンルのクリエイターに出会うことができます。

過去の実績を見てから発注ができますし、短い動画でも頼みやすく編集依頼や改善なども密に行うことできます。

料金も広告代理店や映像制作を依頼するよりも安いですし、ツールの画面に合わせた編集もしてもらえます。

中には取材をしてカメラで撮影し映画のように制作するクリエイターもいますので、業界というカゴテリーにとらわれないなら頼んでみる価値はあるでしょう。

 

デメリット

人によりけりですが、中にはレスポンスが悪い、修正に時間がかかる、クオリティが低いなど当たり外れもあります。

また、経験が浅くクライアントの意図を汲み取れないクリエイターもいます。

フリーランスの場合、動画編集や加工のみで企画や提案などは企業側がすべて行う必要があるので、動画企画に慣れた担当者が必要でしょう。

 

おすすめクラウドソーシングサービス

「クラウドソーシングサービス」とは、インターネット上で仕事を発注できるサービスのことです。

フリーランスの映像クリエイターに依頼したい場合には、以下のような大手クラウドソーシングサービスを使えば、映像制作・動画編集などの業務を個人に委託することができます。

 

Crowd Works(クラウドワークス)

「Crowd Works(クラウドワークス)」は最大手のクラウドソーシングサービス。

特徴としては、国内利用者が最多であることが挙げられます。

そのため、発注者とワーカーの発注がしやすく、仕事をすぐに依頼できるのがメリットです。

 

Lancers(ランサーズ)

「Lancers(ランサーズ)」も同じく国内最大級のクラウドソーシングサービスです。

ランサーズは4段階の評価制度があるため、プロを発見しやすいというメリットがあります。

たとえば、最上級の「認定ランサー」や、その次の「シルバーランク」のランサーに依頼することで、初めてでもクオリティの高い作品を納品してもらえる可能性が高くなるでしょう。

 

ココナラ

「ココナラ」はスキルマーケットサービスです。

ココナラ上のユーザーは、それぞれのスキルを「出品」しています。

たとえば、「動画編集」「アニメーション制作」「撮影」といったキーワードで検索することで、動画クリエイターを探して映像制作を依頼することが可能。

数あるクリエイターの中から「どんな人に発注するか」を選びたい方におすすめです。

 

コンテンツの品質にこだわるのであれば、信頼性のある映像制作会社に依頼しましょう。

実績のある会社ならクオリティの高い動画になるのはもちろん、動画マーケティングについてもしっかり考えてもらえることが多いです。

まずはWebで制作会社のホームページを探して、無料で相談してみるのも良いでしょう。

映像制作会社の選び方については、以下の記事もチェックしてみてください。

映像制作会社の選び方!ホームページから実績やサービス内容を調べよう

映像制作・動画編集を依頼する前に確認すべきこと

映像制作を依頼する前に、いくつかの取り決めをしておかないと、イメージと違う動画が仕上がったり、長さが合わないなどのトラブルに繋がります。

制作会社から、良い提案をしてもらうためには自社と制作会社と言葉のキャッチボールが大切です。

依頼してから後悔しないためにも、自分たちである程度は決めておきましょう。

 

目的を明確化する

映像制作を依頼したいとはいっても、目的が明確でなければどのような映像がいいのか、多くの人に見てもらうにはどうすればいいのかが決められません。

一般には企業・商品・サービスの認知拡大や販売促進、ブランディングのために依頼することが多いです。

最近では、株式会社の採用活動や学校・企業案内、社内イベントのために映像を使うことも増えています。

動画制作によって自社がどんな成果を得たいのか、目的をハッキリと決めておきましょう。

商品の周知や訴求を目的とした場合、認知が目的なのか、会員登録や販売促進なのかで映像制作の方向性が違ってきます。

短時間の動画でも、インパクトのある映像や音楽を使えば認知拡大に繋がります。

動画が長ければ、多くの人が気にしたり購買意欲をかきたてられるわけではありません。

効果的にポイントを強調するためには、何をどうしたいのかを明確にすることが大切です。

 

ターゲットの設定

性別や年代、趣味思考はもちろんですが、顕在顧客なのか潜在顧客に訴求するかでも違いますので具体的な設定が必要です。

ターゲットを明確にすることで、動画視聴後に行動を促すための戦略が定まり動画の方向性ができあがります。

自社でベースを作ってから、制作会社と共有しましょう。

 

kpi(重要目標達成指標)を設定

kpiは、動画を使ったwebマーケティングによってどれだけの効果が得られたかを具体的な数値で出していきます。

動画の視聴者数や再生数、広告のクリック数によってどれだけコンバージョンしたいのか、具体的な数値があると、目標値から戦略を考えやすくなります。

これは動画によって、会員登録してもらうことが目的なのか、サービスや商材を購入して欲しいのかなどを考えた上で設定します。

 

予算を決める

動画の長さや内容によって料金が異なりますので、ある程度は予算を決めておきましょう。

モデルやタレントを使う、アニメーションにする、撮影はスタジオなのか観光地を使うかによっても違います。

あれこれ、注文が多くなると追加料金が発生する場合もありますので、予算をあらかじめ制作会社に伝え、その範囲内での提案をお願いしましょう。

定額プランの動画制作会社であれば、どの範囲までやってもらえるのかクオリティとのバランスも検討してください。

 

納期の設定

広告代理店・映像制作会社・フリーランスに頼むにしても、しっかり決めておきたいのが納期です。

どのコンテンツでどれくらいの期間使用するのか、を踏まえた上で納期を設定しましょう。

動画を制作してから加工し、サンプルを出してから完成するまでに1〜2回程度の修正が入ります。

動画の長さや本数などによって、受注から納品までは平均1〜1.5ヶ月ほどかかります。

まかせっきりになると仕上がりが遅れますので、最短でどれくらいなのか希望する納期を伝えておきましょう。

動画はデータにして受け取りするのが一般的ですが、ファイルサイズが大きくなるため、納品方法は事前に確認しておくことをおすすめします。

 

配信媒体を決めておく

街中のイベントでデジタルサイネージや、デジタルマッピングで流すのか、sns配信、広告利用するのか、hp上で公開するのかによって、フォーマットや動画の長さが違います。

観光のprであれば、テレビやメディアを使うなど影響力がある媒体を選ぶことも重要です。

instagram・facebook・tiktokでは、利用者の年齢や目的も違いますので、尺の長さや世界観に合わせてキャラクターなども変えてみるといいでしょう。

予算に余裕があれば、尺を変えた複数パターンを用意し、利用シーンを変えて使うのも効果的です。

テレビやプロジェクター、映画では画像の解像度に違いがあるので使用するカメラも異なります。

これによって制作費用に違いがでますので注意してください。

 

動画の長さを決める

動画の長さがどの尺になるかも設定しておきましょう。

インパクト重視なら15秒、30秒、1分など大体で構いません。

基本的にはターゲットと配信媒体によって適した長さがあるので、制作会社に相談してください。

長さを決めておく理由として、尺で制作費に違いが出ますしメッセージ数も変わってきます。

入れたいメッセージが入るような長さの動画を制作しないと、効果を得ることができませんので社内でしっかり練り上げてから発注します。

 

素材を用意する

企業がどのような活動をしているのか、扱う商品やサービスに対しての知識を制作会社が把握していない可能性もあります。

自社の活動やコンセプトを理解しないまま、動画制作に入られてしまうとイメージと異なる動画ができてしまいます。

自社の特徴や強み、訴えかけたいコンセプトがわかりやすい資料やイラスト、写真などを準備しておきましょう。映像制作における予算の相場などについては、以下の記事で解説しました。

 

映像制作における予算の相場などについては、以下の記事で解説しました。

映像制作の予算を解説!依頼先・動画ジャンル別の費用相場を比較

また、しっかりとイメージどおりの作品を作るために、「仕様書」の存在も重要となります。

映像制作の業務委託について、詳しくは以下の記事もあわせてご覧ください。

映像制作を業務委託する際に確認すべきポイント3つと注意点

映像制作の流れ

実際に映像制作を依頼する際、どのような流れ(ワークフロー)で業務が遂行されるのかを知っておきましょう。

ワークフローに関する理解があるだけで、納期や予算などを適切に設定できるようになります。

とくに、コンテンツ作成前におけるヒアリングや企画・構成の段階が重要です。

映像制作の具体的な流れについては、以下の記事をご参考ください。

映像制作のワークフローは5ステップ!制作会社に依頼するときの撮影から編集まで

まとめ

今回は、映像制作を依頼する3つの方法と、依頼前の確認ポイントについてご紹介しました。

映像制作を依頼するには、WebサービスやSNSを利用して個人に頼んだり、映像制作会社に外注したりします。

依頼する際はしっかり準備をしておくと、適切な予算や納期で制作を進めることができますので、今回まとめたポイントもぜひ参考にしてみてください。

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